KURUME BUREAU OF TOURISM AND INTERNATIONAL EXCHANGE[SP]

SISTER CITIES 友好・姉妹都市の紹介

久留米市の友好・姉妹都市である中国・安徽省合肥市と、
アメリカ・カリフォルニア州モデスト市と市民レベルでの交流を行っています。

友好都市中国・安徽省合肥市(友好都市締結:1980年(昭和55年)5月12日)

人口 約937万人(令和2年現在)
面積 11,445平方キロメートル
特産 白魚、麻餅、葡萄、いちご
伝統工芸 絡画、羽毛扇子、竹彫り

上海の西約400キロに位置する合肥市は安徽省の省都で、沿江近海の内陸都市です。古くは廬州と呼ばれ、紀元前221年に合肥県が置かれて以来約2300年の歴史を持つ古い都であり、三国時代の古戦場としても知られ、歴史上、清廉潔白の名臣として名高い「包公」や清時代の政治家「李鴻章」の故郷としても有名です。南河と東河が交わるところにあるため合肥市の名がついたと言われています。
近年は、中国科学技術大学をはじめとする「中国四大科学教育基地」の一つとして発展を遂げています。「高新技術産業開発区」、「経済技術開発区」、「新駅開発区」には、中国国内には言うに及ばず、欧米諸国や日本の有名企業も続々と立地しており、有数の新工業都市として目覚ましい発展を遂げています。

BACKGROUND友好都市締結へのいきさつ

1979年6月に「中日友好の船」が博多港に入港し、郭献瑞副団長(北京市副市長)が久留米市を訪問し、これを契機に市内各界代表からなる「日中友好都市促進期成会」が発足し、友好都市の選定が開始されました。
これに対して、駐日本中国大使館も友好都市締結に向けて積極的に支援を行い、1979年10月久留米市は合肥市に向けて書簡をもって申し入れを行い、友好都市締結に向けての基礎は固まりました。
1980年4月、久留米市長は合肥市を訪問し、協議を行い、同年5月12日に合肥市長は合肥市代表団と共に来日し、石橋文化センターでの友好都市締結式典に臨み、両市長が協議書に署名し、友好都市を宣言しました。

INTERACTIONS主な交流実績

  • ・中学生の相互派遣
  • ・小学生サッカー等のスポーツ交流
  • ・美術展、歌舞団公演等の文化交流
  • ・日中友好協会や市民団の合肥訪問等の民間交流

姉妹都市アメリカ・カリフォルニア州モデスト市(姉妹都市締結:1992年(平成4年)4月15日)

人口 約22万人(令和2年現在)
面積 約116平方キロメートル
特産 乳製品、ナッツ、果物、
ブドウ(ワイン用)、鶏肉など

サンフランシスコから東に148キロ、州都サクラメントから南に約109キロ、カリフォルニア州のほぼ中央に位置し有名なヨセミテ国立公園が近くにあります。
モデスト市は1870年代、ゴールドラッシュに沸く西部の鉄道の町として誕生しました。カリフォルニア州設立初期、多くのプロジェクトへの出資者であったウイリアム・C・ラルストン氏に因んだ市の名前が付けられるはずでしたが、彼がそれを辞退したことから、スペイン語で「謙虚」を表す“modesto”と付けられたと言われています。
またモデスト市は、世界有数の農業地帯グレートセントラルバレーの中心に位置し、農業が経済の中心となっています。同市はカリフォルニアワインで世界的にも有名なE&Jガローワイナリーをはじめ、クリスタル・クリーマリー(乳製品)、スタニスラウス・フーズ(トマト加工品)、シャビカ・オリーブオイルの本拠地として知られる他、デルモンテの加工工場が置かれるなど、農産物の集積・加工工業都市としても発展してきました。また、鉄道、農業の発展とともに市の人口も増え続け、モーバンド(1919年創設)、モデスト交響楽団(1931創設)、オペラモデスト(1983創設)、マイナーリーグのモデストナッツなど、文化も発展しています。
当地出身の著名人としてはガロワインの創始者ガロ兄弟、水泳選手マーク・スピッツ、映画監督ジョージ・ルーカスなどがいます。ルーカスの代表作「アメリカン・グラフィティ」は、彼が高校時代を過ごしたモデスト市をモデルにした作品といわれています。

BACKGROUND姉妹都市締結へのいきさつ

1990年にアメリカ・カリフォルニア州モデスト市の市長や国際交流委員会から、久留米市に姉妹都市交流の申し出がありました。
久留米市は、この年、米国カリフォルニア州を訪問する「久留米青年会議所訪米団」にモデスト市訪問を依頼し、これを受け同訪米団はモデスト市を訪問し、市長、商工会議所会頭等と会談をもちました。
その後、お互いに文書を交換し合うなど両市間の交信を続け、1991年10月にモデスト市代表団が久留米市を訪問し、今後の両市の交流について協議するとともに、市長、市議会議長、くるめ国際交流協会理事長に対してモデスト市への早期の訪問を招請されました。
これを受けて同年11月、市長、市議会議長、くるめ国際交流協会理事長がモデスト市を訪問し、同市長と会談、両市の姉妹都市締結を確認し、翌1992年の春に久留米市で姉妹都市の締結を行うこととなりました。
1992年4月15日、モデスト市からの代表団10名を迎えて姉妹都市の契りを結び、これからの親善友好を誓い合いました。

INTERACTIONS主な交流実績

  • ・高校生の相互派遣
  • ・市民団の相互交流
  • ・ユース・オーケストラや社会人オーケストラの受け入れなどの文化交流
  • ・日米協会やロータリークラブなどの民間交流