麦生の静かな集落の中に佇む「風と野の紀行」。人形作家として知られる四ヶ所登實江(とみえ)さんが家族で営むワインと家庭料理のお店です。 幼い頃から針と糸に親しみ、独学でつくり始めた人形が話題となり、「ふれあい布工房」としてご自宅をギャラリーとして開放されたのが始まりです。やがて、つくりもてなすのが大好きだった料理を出すようになり、その味と空間の心地よさが、広く知られるようになりました。
次々に運ばれてくる美しい器にひとつひとつ盛られた料理は、目も舌も喜ばせるものばかり。素朴さの中にある遊び心は、古布の切れ端まで大切に使い、人形や布の作品に活かされる登實江さん感性と重なります。 店内の人形の豊かな表情や、布作品を目にして、注文していかれる方も。忙しい合間をぬってのことですから、時間がかかってもかまわなければとのことですが、料理の味わいとともに、ひとつとして同じものがない作品に魅せられ、人々は幾度となく足を運びます。
地元の野菜、果物などをふんだんに使った飽きの来ないやさしい味。炭火焼きでいただく地鶏は、滋味深いどんこ椎茸とともに。田主丸産のフルーツワインを傾けながら、炭のはぜる音とともに、ゆっくりとした時間が流れていきます。 夜は松明灯り、昼とはまた違った幻想的な雰囲気に。さりげない心配りうれしい、田主丸の隠れ家的名店です。
営業時間/11:30〜22:00 ランチ/12:00〜14:00 定休日/火曜 住所/福岡県久留米市田主丸町地徳3221-9 TEL/0943-73-1688